エンピツの日記

働くこと/耳が聞こえないこと/社会で生きるということ。漫画とアニメと食べることしか楽しみがない

終わらない就活 一番不安だったこと 聴覚障害者エンピツの就活日記④

 

こんにちは🌟エンピツです。

今回は就活生だった頃の精神状態を中心に書いていこうと思います。

前回の記事はこちら👇

enpitsu-chokakusyogai.hatenablog.com

① 6月 まだ就活をしていた自分

じんわり暑くなりはじめた6月。周りは内定をもらい、次々に就活を終えていました。

でもエンピツは、リクルートスーツを着て、まだ就活をしていました。

内定は1社いただいていたのですが、第1志望の業界からは内定0。 本命業界から内定をもらうために、エンピツは8月まで奔走することになります。

「就活終わりました!無事に社会人になれます」

「就活おわっ!たくさん遊ぶ!遊んでください!」

こんな投稿がSNSにあふれ始めます。自分も就活が終わったらはっちゃけたいなあ…。そんなことを考えながら、投稿をせっせとスクロールしていきました。

家にいると親から「就活終わった?」

大学でも友達に「就活どんな感じ?」

どこにいても、誰と話していても就活の状況を聞かれる。 就活って、ふつうは6月には終わるものなんだ、私は異例なんだ。 自分だけが取り残されたような感じ。

大学でも、先生に授業が始まる前に「エンピツは就活終わったのか?」とみんなの前で聞かれました。

 

② 一番不安だったことは「灰色の毎日」

つまらないときや、楽しみ、希望がないまま日々を生きているときなど、「毎日が灰色」と表現しますよね。

エンピツがこの頃一番不安に思っていたことは「社会人になったら毎日が灰色なのではないか?」ということです。

つまり「興味のない仕事で生きていくことになるんじゃ…」と、モヤモヤしていました。 エンピツは興味のあることなら何にでも首を突っ込んできました。自分の心が動くものに力を注いできた‥つもりです。

なので、志望する業界で働けないとなると、それはそれはつまらない社会人ライフを送ることになるのでは?生きている実感がないような人生になるんじゃないかって。 それが一番の不安でした。

でも、現時点で志望業界からの内定はゼロだったので、興味のない会社で働くことも視野に入れていました。

そんな中で、どう楽しみややりがいを見出すかも考えていました。

エンピツが見出した社会人の楽しみ

1人暮らしの場所はどこにしよう?家具はあのおしゃれなお店で揃えて…。 あたらしい趣味もほしいな。海外旅行も行こう!

こんな感じに、働くからこそ手に入れられる楽しみを考えていました。

でもやっぱり、生き生きと働いている自分はイメージできなかった。興味のない会社で働いている自分はどんな顔をしているんだろう?頑張って想像してみたけれど、のっぺらぼうのように顔がない状態だった。

なので、楽しみや生きがいなどは、すべて私生活からしか想像できなかったんです。

 

③ 諦めかけた頃に訪れたチャンス

6月下旬。エンピツのメンタルはぼろ雑巾のようになっていました。そろそろ、本当に頑張れないって状況。

採用試験なんて、もうほぼ終わってる。それなら内定をもらっている会社に入社して経験を積んで、本命業界に転職しよう。いや、秋採用もいいか…。

こんなことを考えていました。

しかし、ここで転機は訪れます。

最後のチャンスだと思ってエントリーシートを送った会社から、一次試験案内のメールが届いたのです。

チャンスは諦めかけた頃にやってくるのでしょうか。エンピツはこのラストチャンスを逃すまいと、筆記試験、面接対策に今まで以上に必死になります。

SNSスマホのホーム画面から抹消(アンストする勇気はなし)しました。

友達の楽しそうな投稿を見るのが辛かった時期なので、余計な情報で自分にストレスを与えないようにと施した処置です。

こうして、エンピツの就活第2部がスタートします。

 

④ 結末と反省

結論から申し上げると、本命業界から内定をいただくことができました。内定が出たのは8月中旬です。

最後のチャンスをものにできた。この会社から内定をもらうために、こんなに辛い思いをしたんだ。あの頃はそう思っていました。

しかし社会人になった今は違います。自分が半年間、就活に苦しんだのは、自分の努力不足のせいだと反省しています。

この業界に入りたい、こういう仕事がしたい。自分の願いに忠実ではありましたが、それを叶えるための努力が全く足りていなかったです。

今回はこの辺で。

ではでは!

 

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