エンピツの日記

働くこと/耳が聞こえないこと/社会で生きるということ。漫画とアニメと食べることしか楽しみがない

友達ができなくて辛かった 聴覚障害者エンピツの大学生活【1】

こんにちは!エンピツです。

今回から大学生活のことを振り返る記事を書いてみることにします。第一弾は「友達作りに苦しんだこと」。ろう学校(聴覚障害を持つ子どものための学校)を卒業したばかりの私は、不安を抱えながらも、キャンパスライフを楽しみにしていました。でもなかなか友達ができなくて、思ってた大学生活と違いすぎる!辛い!と、精神的なダメージを受けたという話です。

 

耳が聞こえる子のグループに入れない

たくさんの健聴者の輪に、障害者の自分が入っていく勇気がない。私は耳が聞こえないし、うまく発音できないから、話すときは筆談やスマホで文字を打つなどしてもらわなければならない。それが聞こえる子たちにとって面倒だったり重荷になったりしないか不安だった。ひょんなことから、大勢の子たちと話すっていうことがあったんだけど、話についていけないし、誰が今なにを話しているのか分からないし、そのことを誰に言えば、どういう風にお願いしたら良いのか、ろう学校を卒業したばかりの18歳の自分には分からなかった。UDトークの存在も当時は知らなかったし。

 

同級生たちのSNSを見て焦る

SNSを開くと、ろう学校、大学の同級生たちが、友達と楽しそうに過ごしている写真をアップしているではないですか。それを見てワタクシ、猛烈に焦りました。「大学生活、エンジョイしてます!」「手話を覚えてくれる人がいて感動」とか、そういう内容の投稿を見るのは本当に嫌だった。私は友達と呼べる子がいないのに、って。

 

母が作ってくれる弁当に悲しみを感じ、食欲もなくなる

毎日、一緒に弁当を食べてくれる人を必死に探していた。大して仲良くない子に、LINEで「きょうお昼一緒に食べれる?」って送ったりもした。耳が聞こえない子が1人でご飯を食べてるって周りに思われるのがめちゃくちゃ嫌だったんです。母に「大学楽しかった?」と聞かれると、すっごく悲しくて惨めな気持ちになったのを、今も覚えてる。お母さんが毎朝作ってくれる弁当は、大学が辛すぎてなにも味を感じないんだよ、って。その頃は食事が喉を通らないくらいストレスがたまっていた。ほんとに、全く食べられなかった。今の食欲と、あの頃の食欲を交換したい。

 

大学に入ったことを後悔

自分が選んで大学に入ったのに、人間関係のストレスがでかすぎて、進学したことを後悔した時もありました。奨学金をもらってるし、片道の通学に2時間もかかるし。ばかばかしかったし、自分が愚かに見えて仕方なかった。大学の授業もつまんなかったし、行く理由を見失っていた。

 

ではでは!今回はここらへんで。

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