エンピツの日記

働くこと/耳が聞こえないこと/社会で生きるということ。漫画とアニメと食べることしか楽しみがない

耳が聞こえないエンピツと聞こえる友達の食事は、ゆっくり進む

 

こんにちは!エンピツです🌟

クリスマス終わりましたね。このブログを読んでくださっている方は、どんなクリスマスを過ごしましたか?

エンピツは友達とバイキングへ行ってきました!

その時に、友達の料理の進み具合を見て気づいたことがあるので、今回はそれを綴っていきたいと思います。

聞こえないエンピツと聞こえる友達の食事は、ゆっくり進む

聴覚障害者のエンピツと、聴者の友達「ウサっち」は主に手話でコミュニケーションをとります。

ウサっちは手話にめちゃくちゃ慣れているわけではないので、流ちょうに手話で話せるわけではなく、ゆっくりめです。

でも、エンピツはウサっちの手話に慣れているので、手話が間違っていても、なんとなく伝えたいことはわかります!

また、エンピツが話している時も、「きちんと手話を読み取ろう!」と、真剣な眼でこちらを見つめてきます。

その間も、ウサっちは食べる手を止めています。

あ、そうだ!ちょっと似たケースを思い出しました。

聴覚障害者同士での食事は「どちらかが食べている時は、話しかけられない」

ポテトチップスやケーキなどの軽食は、話を聞きながら食べられるのですが(相手の手話を見れるので)、ラーメンとかスープとか、顔をお椀に近づけないといけない食べ物は難しい!

相手がこちらを見た時に、ようやく話しかけられます。

聞こえる人の場合は、ラーメンをすすりながらでも話は聞けますよね。聴覚障害者だと、それが難しい。

以前、家系総本山「吉村家」に、聴覚障害の友達と行ってきたんです。

先にラーメンがきた私が一口すすって、「美味しい!」と友達に言おうと隣を見たら、友達の席にもラーメンがきて、すすっている最中でした。

なので話しかけるのはやめて、お互いの顔が同じタイミングで上がった時に、感想を伝えようと思ったのですが、その時は訪れず。

餅つきみたいに、交互にラーメンをすすって、交互に顔をプハっとあげて‥の繰り返しでした。(笑)

日曜で激込みだったため、「早く食べて店を出ないと!」との焦り、あまりの美味しさに「美味しいね」と他人に伝えることの優先度がガクンと下がった、この2つもあると思います。

黙々とラーメンを堪能しました。

 

減らない料理を見て「ちゃんと食べれてる?」と心配になることも

丁寧にゆっくり手話で伝えてくれたり、エンピツが話している間は手を止めて真剣に聞いてくれたりするのはとってもとーっても嬉しい!!のですが、「ちゃんとご飯、食べれてる?」「冷めてしまわないかな?」と心配にもなります!

話すのは、思いっきり食べてからでも全然いいからねッ!!!ありがとうよッッッ!

ウサっち大好きです。🐰

 

でも、平和なこの時間が好き!

普段は使わない手話を使って会話をするって、ストレスになったり、伝えたいことを十分に伝えきれないもどかしさがあったりしないかな?とウサっちや他の聴者の友達に対してたまーに思います。

でも、エンピツ本人はこの時間が好きです。なんとも平和ティック。

相手が(あれって、どういう手話だったっけ?)と、頑張って思い出そうとしている表情が好き。

時々、間違った手話を披露してきて、それが会話に全然関係ないものだった時や、存在しない新規の手話を編み出した時には大笑いです。面白い!

これのせいで、話が脱線してしまうこともあるのですが、ちょっと不穏な雰囲気の会話の時にはクスっと笑わせてくれます。

あ、それと、バイキングの店員さんが大学で手話を学んだことがあるらしく、声をかけてくれました!

嬉しかったなあ。

 

ではでは!