エンピツの日記

働くこと/耳が聞こえないこと/社会で生きるということ。漫画とアニメと食べることしか楽しみがない

「補聴器なくて聞こえるの?」耳が聞こえない私のスイミング教室

 

こんにちは!エンピツです🌟

今回は聴覚障害者エンピツのスイミング教室について書きます。

このことについて書こうと思ったきっかけは、友達の一言。もうやめちゃいましたが、社会人になったばかりの頃に水泳を習っていました。友達に話すと「補聴器なくて聞こえるの?先生が言っていることは分かるの?」と質問されました。

確かに補聴器がないと全く聞こえなくなって不便ですが、補聴器をつけていても相手が言っていることは分かりません。なので補聴器をつけていてもいなくても、水泳を教わることはできます!

 

①カメ子先生との出会い

エンピツに泳ぎを教えてくれたスイミング教室の「カメ子先生」。彼女は手話ができます。

「近いから」という単純な理由で教室を決めたのですが、偶然にも手話ができる先生が在籍しているなんて、自分はとっても運がいいなあと思いました。

初めて会った日は、手話で「初めまして。カメ子です。これからよろしくお願いします」と言ってくれて、すごく嬉しかったです。笑顔が素敵で、丁寧に教えてくれる良い先生でした。

泳ぐ前にまずはプールを歩くのですが、手話で雑談しながらだったので楽しかったです!

 

②どうやって泳ぎを教わったか

最初にカメ先生が泳ぐ→次にエンピツが泳ぐ→できていないところはカメ子先生が、エンピツの足や手を使って教えてくれる(水をかく時の、足と手の向きなど…)

アドバイスは基本、手話で伝えてくれましたが、表現が難しいものは、レッスン後にLINEで教えてくれました。

このように、コミュニケーションには困ることなく、レッスンを受けられていました!

あと、レッスンがない日はスポーツセンターで個人練習していましたね…。かなり熱心にやっていました(笑)

 

③ 4か月で平泳ぎができるように

そんなこんなで、4か月で平泳ぎができるようになり、25メートルをスイスイ泳げるようになりました!でも、カメ子先生が言うには「正しい平泳ぎではない」(;^_^

それでも全く泳げなかったエンピツにとっては大進歩!「一度も足をつかずに泳ぐことができるなんて…」嬉しくて嬉しくて、教室から家に着くまでの間、ずっとニチャニチャしていました。

もともと泳ぎ方やフォームにこだわりはなく、「泳げるようになったらそれで良い」と思っていたので、平泳ぎという一つの泳ぎができるようになったら、気持ちの継続が難しくなってしまい、スイミング教室はやめました。

でも時々、カメ子先生に会いたくなります。

カメ子先生、元気かなあ?

 

④ 耳が聞こえない友達は「見て真似して…」

エンピツは手話ができるカメ子先生に教えてもらいましたが、ほかの友達はどうなんだろう?

小学校1年生から4年生までスイミング教室に通っていたろう者の友達に「どうやって教わったのか」聞いてみました。

すると…先生に教わったというより、周りの子がやっているのを見て、真似しながら泳ぎを覚えたとのこと。

なので「教わったという実感はない」そうです。

でもその子は4泳法(クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ)を習得したんだって!すごい。

ちなみにエンピツは、ろう学校(耳が聞こえない子の学校)で、手話ができる先生に教えてもらいましたが、泳げるようにはならなかったので、スポーツに言葉はそれほど重要ではないのかも。

でも、アドバイスはきちんと理解したい!スイミング教室に通って、アドバイスが分かる分からないは大事だと思いました。息継ぎのポイントなんかは、言葉の方がイメージしやすいですから。

ちなみに学生時代、手話で教えてもらったのに、泳げるようにならなかった理由は、「やる気がなかった」からです。

何事も「できるようになりたい!」という強い気持ちが肝心なのだと思います🌟

 

ではでは、今回はこのへんで!